今日は寒くて暖房つけています。スタジオバニマです。
この(造形業界)はスチロールを原型として彫り上げていくことが多いと思うのですがどんな道具でやるかというと
包丁、カッター類(形状を掘る)
紙ヤスリ類(面を作る)
ワイヤーブラシ(スーパー粗いやすりとして使う)
電熱線(ニクロム線を張って電気を流し、その熱で切断する)
主にこんな感じです。
で、刃物で彫っていくのが重労働なのと、例えば四角い穴を開けるような作業が難しいので、ホットナイフという「刃物のような形をした電熱器」を買ってみました。
こんなの。↓アマゾン
ええ、例によって中国製です。最安のやつです。
何か問題がありますか?
見た目はこんな感じ。
電源入れて10秒位でスチロールがスースー切れるようになります。
ただしこれ、煙が凄いです!刃に付着した溶けたスチロールが延々煙を吐き続けます。換気しないと大変です。
使うとこう。
結局熱で溶かしているので「スパッ!!」ではなくて「スーーーー」と切れていく感じです。刃渡りは22CMくらい。
力が要らないので刃物としては物凄く安全です。
ちなみに刃物っぽい形でエッジも刃物っぽくなってますが紙すら切れませんw
熱でやっているので刃物では難しい「深く突き刺す」とかが物凄く楽です。また側面でちょっと均したり、表面にラインを引いたりも出来ます。
安物のせいかそれとも熱のせいか刃の部分が少し反っていたりしますが、寸法カット用途でなく自由カットなのであんまり気になりません。
安全のためか手元のトリガーを引いて(握って)いる間だけ通電します。
長時間だとこれが結構面倒で…安全面とどっち取るかですね。改造する気は無いです。
まとめると
メリット…ひたすら楽。安全。
デメリット…煙がスゴい。スイッチ押しっぱが面倒。
刃の部分の材質が「インコネル」だと突き止めたので(ステンレスだと思っていた)替刃の製作を構想中です。