「マルチ」であるということ

1つの事柄に特化していないスタジオバニマですが、それはどういう効果があるのでしょうか?

お客様の要望 「パンダであること」が条件

お客様の要望
「パンダであること」が条件なのと、なるべく目立ちたい!

例えばこんなお客様が居らっしゃったとします。造形屋としてスタンダードな提案ですと

硬いけど丈夫です。動きません。 店頭用に最適。

硬いけど丈夫です。動きません。
店頭用に最適。

どうでしょうか?FRPは耐久性が高く、店頭での展示に向いています。硬い素材ですのでそのままでは動きません。また音声の再生は…電気に疎いところだとCDプレーヤで済ませちゃうかも。

せっかくだから動かしましょうか!

動くようになりました。

動くようになりました。

動かすには動く部分の素材を考えなければいけません。FRPで小さなパーツに分けてモーターで動かす?それともいっそ全部発泡ウレタン(スポンジ)にボア(人工の毛皮)を貼ってぬいぐるみのように…この辺は好みと耐久性、汚れやすさなどの兼ね合いです。

もっと変わったモノがいい!これでは目立たない!…そうですか、ではこれは?

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だいぶ目立ちますね!(笑)目や口の動きも映像で出せば、造形+機械では難しかったアニメ的な表現もできるようになってきます。

おっと、そういえば喋るんでしたね。CDプレーヤで繰り返しも価格を考えると良いのですが、こういうのはどうでしょう?

PCに拠る音声対話システム もちろん動きも連動します

PCに拠る音声対話システム
もちろん動きも連動します

「しゃべる」から「会話する」になりました。口の動きを連動させればもっと面白いですね。ここまで来たらこういう提案も

画像認識に拠る動作判別 この場合は相手に手を振られたら手を挙げて返事をする

画像認識に拠る動作判別
この場合は相手に手を振られたら手を挙げて返事をする

キネクトやオープンソースのAPIなど開発しやすい環境が今はありますので、こういったことも可能になります。音声周りも一緒に組み込んでしまえますね。

 

いかがでしたでしょうか?「しゃべるパンダ」ひとつでも、バニマならこれだけ多様なアプローチでお客様の求めるものに迫れます。

ひとつひとつの要素は専門家にとってはそう難しくない事例です。ですがいくつかの要素が複合してくると専門外の要素も見なくてなならなくなり、途端に難しくなります。それと同時に出てくる提案も「専門家の守備範囲」を逸脱しない狭いものになります。
ですが!ウチでは上記程度であればすべて出来てしまうのです。何社にも分けて発注する手間もなければ、あの機材はどこに置こう、あそこはああだけどこっちはうまく動くのか…なんて心配も不要です。

「マルチである」ということのエキスパートを目指すバニマはこれからも新しい要素をどんどん吸収していこうと思います。

…もちろんこれだけ提案した後で「やっぱり予算が…」でしたら、今度は安価に仕上げる方法を幾つかご提案しますよ(笑)

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