趣味の工作:Sterling RAY34ベースを修理

仕事は忙しいです。スタジオバニマです。

そんな忙しい仕事の合間に触る楽器。
これはもう癒やし以外の何物でも無いですよね(強制)。

3ヶ月ほど前に思うところがあって「あ!俺ベース弾けるようになりたい!」となり、急に中古のベースを購入したんですね、ヤフオクで。

Musicmanは無理なので廉価版のSterling RAY34てのの「ジャンク扱い」を落札しました。

 

 

マジでジャンクでしたw

ネックと指板が剥離、ウネウネうねってしまっており、なおかつ前の所有者が素人工作でフレットを打ち替えたようです。
指板接着、フレットすり合わせ…とやってみましたがやっぱり駄目でした!
でもね、ピックアップとプリアンプはクソ元気!ボディは通常のより1kgも重く詰まっている感じです。
そのまま廃棄も悔しいので再生することにしました。

元の見た目はこんなん

手前の茶色と白の。

 

完全にMusicmanルックスです。
丸い形状のピックガードと、3体1のペグ配置、太めのネック。サンバーストカラーもぽいっすね!
Musicmanでは珍しいマッチングヘッド(ボディとヘッドの色が同一)です。

 

これをネックは廃棄、たぬきピックガードも外してネジ穴は埋めちゃいます。
んで色塗っちゃいます!

ちょっとくすんだ青緑灰色です。これはまだベース塗りの写真ですね。
友人はこの時点で「何てことするんだ…」と言いましたw

このままだとネックがないのでベースになりません。
なのでHARD OFFで「ネックが生きていそうなジャンク」を探して買ってきました。

これまた謎のベースですね!4000円で売ってました。
調べてみると韓国製のCort(コルト」)というメーカーの廃盤品みたいです。
前がJBタイプ、後ろがハムのアクティブ/パッシブ切替可能で、イコライザには周波数変更ノブまで付いている「俺が考えたさいきょうのベース」みたいな構成ですね!
全ての機能が完璧に動けばどんな音も出そうな構成ですが、音を出してみた所(ジャンク扱いだったが音が出た)案の定ウン◯コの音しか出ませんでしたw
アクティブ回路は1.5cm角くらいの基盤が宙に浮いているだけでしたw

これからネックを外してRay34に移植します。
幸い寸法的には近くて、3mmのシムをベニヤで作って噛ませて微調整で付きました。
フレットが1つ多くなりましたが、オクターブ調整で対応できています。

結果こうなりました。

SterlingとCortのB級コラボレーション

 

色は本物はもうちょいくすんで灰色っぽいです。上の塗装中の写真の色が一番近いですね!
Cortのロゴはあえて残しました(正直取るのが面倒だった)

Musicmanの象徴であるたぬきピックガードは廃棄、CADで図面を引いて友人の工場で削っもらいました(ありがとうございます)
ポリカーボネートのピックガードは他にないんじゃないかな?
実際は余ってた材料なだけだと思いますが…。

新しいピックガード

 

塗装は白+色+クリア、ウレタンで吹いています。本職は元の塗装を剥がしてからやるようですが面倒なので上から吹きましたw

 

音の方はと言うと、ネックを変えると音がこんなに変わるとは思いませんでした。
しかも好転していますw奇跡!!
全域クリアになり、1.2弦が軽くはなりましたがイコライザーが素直に効く、音作りのし易いベースです。
純正のRay34ももう一本あるんですが(最初の写真が実はソレ)、こっちのほうが音がいいです。複数名の意見なので間違いないかと。
JBが1/3とMusicmanが2/3のような音がします。ネックがJBタイプだからですかね??

 

 

あとは練習のみです!

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