まだまだ寒いですね、スタジオバニマです。
冬場は温度との戦いです。
造形や塗装関係の仕事はいかに高い温度環境で仕事するかがスピードや仕上がりに関わってきます。
樹脂や塗料は温度の影響を物凄く受けますので。
これは3Dプリンタですが、大きいものの造形をしたのですが盛大に積層剥がれが起きてしまいこういう状態でやり直しに。温度を保つためですね。
ABSの温度も+25℃でやっています。
んで表題のこの記事で書いた自作乾燥炉ですが。
もうちょっとパワーアップしたくなったのと、他所様で見たのが良かったので改造することにしました。
材料はコレ。
市販のこたつユニットです。Amazonで6000円しなかったですね。遠赤外線の効果を期待して布団乾燥機から変更です。
誰だ!相変わらず貧乏くさいと言ったのは!
炉の中に設置するために電源ケーブルが壁を貫通しなければいけないのですが、コネクタが馬鹿でかいのでバラしてから通します。
ブログ用に写真を撮っているのではありません。配線を戻す時に間違えないようにです。ア、アンタのために撮ってるんじゃないんだからね!
緑色の線、噛み込んで潰れてますね…。見えないトコってこんなもんなんですかね?
壁にケーブルが通る程度の穴を空けて通し、コネクタを再度組み立てます。
壁を貫通できました!
んで天井にユニットを取付。ブラケットやネジなんかは箱の中に入ってました。親切ですね。
ちょっと天面から浮かす(離れる)感じに取り付けられます。断熱のためでしょうか。
これでコネクタを差し込んだら完成。
のんびり30分位ですかね。
結果は良好で、庫内に温度計がついているのですが55℃まで測れる温度計は振り切り!
改造前の布団乾燥機だと今の時期では45℃くらいでしたね。
加えて前面についている窓(というか塩ビ板)の外まで遠赤外線で暖かくなるという強力な乾燥炉になりました。
ポリパテとかサフェーサーとかあっという間です。
温度調節(というか出力調節)も手元で出来るので楽ちんです。
布団乾燥機も併用できるように(機会はないと思うが)そのまま残しました。送風だけも出来たりしますからね。
布団乾燥機やこたつユニットの流用は貧乏臭く見えますがw、家庭用の家電は安全面に物凄く厳しくて。
逆に言えば安全に使えるんですよね。火事とか怖いし。
しばらくこのまま使ってみたいと思います。