ボツ案シリーズ:Bluetooth 伝声管通話ユニット

スタジオバニマです。

ちょいちょい電子電気製品やらインテリア小物やらレンタル商品やらを開発します。で、当然その中には多くの「ボツ案」があるわけです。

この度、それら悲しきボツ案を供養するため、少しづつ公開することにしました。

記念すべき第一作目はこちらです。

コンセプト
物理的なギミックとともに「通話」の概念を一旦曖昧にして見直す。
当然無線なのだが、物理的に繋がってる感を出す。
不便をセールスポイントにする。
いつも通りのジャマなサイズ。

BOTU1

フタを上げた時が受話です。ただしモード設定によっては自動受話し、フタの裏でモゴモゴ言わせることも可能。マイクはフタが上がっている時のみ作動します。つまり、居留守を使いつつ向こうが言っていることがうっすら聞こえたり、ただただ生活ノイズをモゴモゴ送り合う事ができます。

speaking tube

これですね、モチーフ。そう、天空の城ラピュタでドーラが子どもたちの会話を盗み聞きしていたヤツです。正式には「伝声管」といいますね。

卓上か壁に固定して使います。スマホなどが近くにある場合のみ接続です。

「着信音や光」という切り替えサインを排除します。いきなり向こうから聞こえてきます。そう、向こう側とずっと繋がっているような錯覚が生まれるのです。シームレス。

フタで一方的なモードを作ること、フタによってよく聞こえないモードを作ること。この2点がこの企画のキモです。学生同士のカップルがお互い机とか枕元においてあって、ふとフタを持ち上げて「ねぇねぇ」と話しかける。向こうのフタが閉まってると聞こえづらいのは分かっているので返事がなくても気にならない(逆に開けっぱだと常に向こうの音が来ちゃうしね)。「おーい開けてくれー(篭もり音)」とかね。

これいいと思うんですよね!俺はね!俺だけはね!LINEだ既読無視だってなにかと、ねぇ。

ボツになった理由:
開発費が大きい(専用の1対1対話アプリが必要?)
電源の取り回しをどうしよう?
何人かに話したら「ぽかーん」とされた

 

どなたか商品化する際にはご一報下さい。

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