羽田モノレールの模型です。
実際に走行します。
リニューアル時に参加しました。
寸法的に非常に小さく、また通常の電車と違って既存のNゲージなどをそのまま流用できないという、非常に難易度の高いものでした。（実際、公開当初はマトモに走れませんでした…）リニューアルのきっかけが「安定して走行出来ないので何としても次で安定させたい」という事でしたので相当苦労しました。現在では展示は一旦終了しているかと思いますが、数年の間安定して走り続けたモノレール展示はこのサイズではココだけではないでしょうか？
レールは当時としてはまだ珍しいナイロン焼結にて製造、レールからの給電で走行します。モノレールなのでバランスを取るのが非常に難しく車両内部にいくつかのスタビライザーを内蔵していますが、製造後に実際のモノレールのそういった機構を調べると同じアプローチの機構だったのに感激したのを覚えています。ナイロンで出来たレールは柔軟性があり、駅付近でのレールの切り替えも可能になっております。なので駅構内は単線、その後複線となり上下線のすれ違い運転ができています。ナイロンには塗装が中々乗らないので試行錯誤の結果「インクで煮込む」という方法にたどり着きましたw 焼結業者さんも着色には困っていたようで「そんな方法で！？」と驚かれました。1年かけて数百キロを走行しますので終わるまでにはどこの国まで行けたんでしょう？