ウエットティッシュもないの?スタジオバニマです。
最近の空圧ロボット用に何も考えずに作っているコントローラを紹介します。すごく普通です。
何年か前にベースになるものとプログラムを作って、そこから地味にバージョンアップしていって落ち着いたのがコレです。
大抵の仕事には対応できますし、常設にも面倒なのでこれベースで納入しています。
音声基盤はダイエレクトロニクスさん(http://www.daiele.co.jp)のMP3プレーヤです。
15〜20年くらい前に働いていたロボット屋で代々頑なにRolandのPCM音響装置を使っていたんですが(本当に謎)、コレ見つけて押し込んでからずっとコレです。
今時MP3プレーヤごときで20000円近くとか高い気もしますが、PLCなどメカトロとの親和性が非常に高くて色々工夫して安いの入れるくらいなら反射的にコレ入れちゃったほうが(人件費をコストと捉えれば)安いです。
難点はSDカード「のみ」対応なこと。今はSD XD、HDとかの拡張規格が主流ですが対応していないんですよね…。
(これはSDのみならライセンス料なし、ソレ以上の規格はライセンス料と登録の手間が出るためと思われる)
ワイヤレスリレーも最近とりあえず入れておきます。
舞台やテレビなんかだとリアルタイムキュー、イベントなんかだと緊急停止に使ったりです。
メンテナンスでもあると便利だったりするのでとりあえず入れちゃいます、安いし。
穴の奥に見えるのはPLCのRS232CポートとUSBポートです。メンテ用。
コントロールと外部機器の接続は最近こんな感じ。
コネクタハーネスはPRC03~05ばっかりです。押し込むだけでロック、解除はアウターリングの引きでエアツールと同じですね。トラブルもなく簡単なのでコレ。赤白のは先のMP3プレーヤのライン出力。
データ作成用のアプリケーションも地道にバージョン上がってます。
最近は32点一纏めで制御してるのでこんな感じ。
メンテナンス用のアプリケーションとしても兼ねています。クラッチ出来るタッチパネル付きの安いPC(タブレットモードがあるPC)とセットで使うと…
こんな感じで32点を直接ON-OFFできます。
スタッフ全員がPC慣れしているわけでもないので、この位に落とし込んでおくとみんな幸せです。
映像だと分かりづらいですが、ノートPCは開いて開いて開ききってフタと裏面がくっついています。
この時キーボードは自動的にカットされるので、スタッフが不意にデータを書き換えてしまうこともありません。
HPのx360というシリーズですが、5万円くらいでSSDも大きめなのでお気に入りです。
これより多点だったり複雑だったりっていう仕事は当然それなりのコントロールを組みますが、汎用のこれで結構間に合っちゃうことが多いです。
32点/各点10A(音響制御込み)の制御点
最低でも6分ほどの長さの0.1秒毎ティーチングデータ保持
ステレオ128Kbpsのライン出力/最大128曲ダイレクト指定再生/割り込み可能
4点ワイヤレスリモコン
十分十分!